設計、製造とは?
セルフチェック、レビューとは?
下記の内容で、設計や製造ですべきこと、それに基づいて、セルフチェック、レビューですべきことを学びます。
1)設計、製造とは?
設計や製造は、input文書(設計の元となる文書)の内容を参照しながら、次の3つの作業をして、output文書(設計の成果物)を作成することです。
- input文書の内容をもれなく反映させる。
- input文書の内容を詳細化し、するべき項目をすべて記載する。
- ②の結果、次の工程で必要な情報をすべて記載する。
input文書の内容から新たなロジックを生み出したり、input文書に漏れた情報を記載するものではありません。
「新たなロジックを生み出す」、「漏れた情報を記載する」ということを前提にすると、設計や製造で個人のスキルを期待する(属人化する)ことになり、組織としての品質確保ができません。input文書で与えられた情報を着実に詳細化して、次の工程につなぐことで、組織としての品質確保ができます。
このため、要件定義書やその元となる要求事項に漏れがないことが重要になります。

2)セルフチェック、レビューとは?
1)の前提に立つと、下図の①、②、③の観点で、セルフチェック、レビューをすれば良いことになります。
もちろん、個々のレビューアのスキルで、この観点以外のバグ検出があっても良いのですが、この3つの観点を組織の最低ラインと位置づけることにより、セルフチェックやレビューの品質を担保できます。

「声出し&指さし確認」とは、①、②、③のそれぞれの観点ごとに、次の要領でセルフチェックやレビューをすることです。
- 声を出しながら、input文書を指で指す。
- 声を出しながら、output文書を指で指す。
- output文書の内容が、それぞれの観点通りに、output文書に反映されていることを確認する。
「指さし確認」が有名ですが、実際は声を出して確認しています。「声出し」を強く意識することが重要です。このため、著者は「声出し&指さし確認」と言っています。
「声出し」は、皆さん、最初は抵抗があり、ベテランの方など「何を今更、声を出して・・・」、「小学校の国語じゃないんだから。」などと思うのですが、この効果は抜群で、セルフチェックやレビューでの漏れが非常に少なくなります。